TANAP(Trans Anatolian Natural Gas Pipeline)
カスピアンバレル(http://caspianbarrel.org)の記事によると26日、「欧州のエネルギー安全保障のために、TANAP(Trans Anatolian Natural Gas Pipeline http://www.tanap.com )は特に重要である」とハンガリーとトルコの政府間会談で語られました。
TANAPは、アゼルバイジャンのシャーデニスガス田の天然ガスをトルコを横断して欧州へ輸送するプロジェクトで、今後の欧州のエネルギー保障を大きく左右するプロジェクトです。
当初はアゼルバイジャンのBP(英国石油)シャーデニス天然ガス田のステージ2プロジェクトからの生産が見込まれています。2018年に本格的生産を開始する計画で、2019年には南欧地域へ合計160億立方メートルの天然ガスを輸出することが見込まれています。
TANAPの出資割合は、SOCAR(アゼルバイジャン国営石油)68%、TPAO(トルコ国営石油エネルギー公社)20%、BP(英国石油)12%となっており、アゼルバイジャン、トルコ、英国の3ヵ国の主導によって動かされているプロジェクトとも言えます。