アテシュギャーフ拝火教寺院
バクーの東30㎞、車で約40分の所にあります。
この寺院は拝火教の寺院ですが、イスラムの流入によってこの地を追われたゾロアスター教徒がインド西北部に逃れ、その地でシヴァ女神信仰と混合するなど、 ヒンズー教の影響を受けつつ引き継がれた拝火教が、パールシーと呼ばれるその信者によってアゼルバイジャンに再びもたらした拝火教の寺院です。 彼らは隊商としてこの地を訪れており、宗教センターとしてだけでなく、商業活動センターとしての機能も併せ持つのがその特徴です。 建物は18世紀のもので比較的新しいですが、ゾロアスター教の寺院として、地中から吹き出る天然ガスにより赤々と灯された炎が人々の信仰を守ってきた場所 です。現在、ゾロアスター教寺院としては機能していませんが、その炎が絶やされることはありません。
英語・露語のガイド(有料)が丁寧に案内してくれます。改修工事が終わり、レストラン・土産物のお店も近々オープン予定です。